朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
山根さんも加藤さんも、まだ20代後半のHASEGAWAでは若い社員だ。
俺はHASEGAWAの跡継ぎだけど、仕事では後輩。もちろん呼び捨てにされている。
いつも遠慮なく話しかけ、ふざけてきたりすることもあれば、アドバイスをくれることもある。
今回、部長がベストメンバーを送り出してくれた。いずれ彼らは社の要職に就くだろう。だから俺は彼らの期待に応えなければいけない。
「……京くんは良い仲間に恵まれたみたいだね。
じゃあ俺も撫子の手伝いに行くよ」
「後で覗きに行きます!」
桐野屋呉服店のブースは少し離れている。
こちらは引出物コーナーで、あちらは衣装コーナーなのだから当然の話なのだが。
今回は桐野屋とのコラボとして、桐箱をいくつか置かせてもらうことになっている。
HASEGAWAのブースに目処が立てば、次は桐野屋へ行かないとな。
その後も黙々と作業し続け、桐箱を重ねていく。
午後7時になり、目標であった七割に到達。
残りは明日にするとして、桐野屋のブースを3人で覗きに行くことにした。
俺はHASEGAWAの跡継ぎだけど、仕事では後輩。もちろん呼び捨てにされている。
いつも遠慮なく話しかけ、ふざけてきたりすることもあれば、アドバイスをくれることもある。
今回、部長がベストメンバーを送り出してくれた。いずれ彼らは社の要職に就くだろう。だから俺は彼らの期待に応えなければいけない。
「……京くんは良い仲間に恵まれたみたいだね。
じゃあ俺も撫子の手伝いに行くよ」
「後で覗きに行きます!」
桐野屋呉服店のブースは少し離れている。
こちらは引出物コーナーで、あちらは衣装コーナーなのだから当然の話なのだが。
今回は桐野屋とのコラボとして、桐箱をいくつか置かせてもらうことになっている。
HASEGAWAのブースに目処が立てば、次は桐野屋へ行かないとな。
その後も黙々と作業し続け、桐箱を重ねていく。
午後7時になり、目標であった七割に到達。
残りは明日にするとして、桐野屋のブースを3人で覗きに行くことにした。