朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「こっちを向け」
「お、おい、普通はこういう時、泉がやってくれるものなんじゃ……」
「泉は振袖を着ているんだ。
腕が上がりにくいだろ」
「う……」
「じっとしてろ」
自分より少し背の高い真に向かい、顔を上げ、大人しくネクタイを結んでもらう京。
「わ、BLじゃーん。
そこ、絵になるぅ〜!」
と言って環が男二人の写真を撮りだす。
「「環っ! 」」
2人にギロっと睨まれてもどこ吹く風。
いや、私もちょっとドキッとしたけどね。
そんなこと言わないけど……。
礼服を着て、王子様度がかなりアップしている二人は、身内贔屓かもしれないけど、かなりかっこいい。
ココアブラウンのふわふわの髪が、垂れ目がちな目と絶妙にあっていて優しげな京と、長身痩躯でさらさらの黒髪とシャープな顔立ちに切長の目の真は、対照的な2人。2人並ぶとお互いの良いところが引き立つようだ。
それに、大人しく上を向いてネクタイを締めてもらっている京の様子が可愛くて……
……良からぬことを考えてしまうのもわかる。
「お、おい、普通はこういう時、泉がやってくれるものなんじゃ……」
「泉は振袖を着ているんだ。
腕が上がりにくいだろ」
「う……」
「じっとしてろ」
自分より少し背の高い真に向かい、顔を上げ、大人しくネクタイを結んでもらう京。
「わ、BLじゃーん。
そこ、絵になるぅ〜!」
と言って環が男二人の写真を撮りだす。
「「環っ! 」」
2人にギロっと睨まれてもどこ吹く風。
いや、私もちょっとドキッとしたけどね。
そんなこと言わないけど……。
礼服を着て、王子様度がかなりアップしている二人は、身内贔屓かもしれないけど、かなりかっこいい。
ココアブラウンのふわふわの髪が、垂れ目がちな目と絶妙にあっていて優しげな京と、長身痩躯でさらさらの黒髪とシャープな顔立ちに切長の目の真は、対照的な2人。2人並ぶとお互いの良いところが引き立つようだ。
それに、大人しく上を向いてネクタイを締めてもらっている京の様子が可愛くて……
……良からぬことを考えてしまうのもわかる。