朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
撫子を見る兄 side泉
緊張でお腹も空いていなかったけど、何とかお昼ご飯を食べ終え、衣装コーナーへ戻る。
バンクロのブースの横を見ると、桐野屋の目玉である、話題の打掛けが。
「これ、見たかったのに、さっきは見られなかったんだよね。
あまりのショックに」
「随分と変わった打掛けだな。
俺、水色なんて初めて見た」
「これは今回の目玉として作った二代目の打掛けなんだって。
天色って言うらしいよ、この地の色。
初代はね、航空関係のカップルがオーダーレンタルされて、あまりにも大胆なアイデアだったからすごく話題になったそうよ。
ほら、地模様が飛行機柄なの。」
「……本当だ。
飛行機につがいの鶴か。
どこかの航空会社みたいだな。
この金色の鳥は? 」
「これは鳳凰。現れるととても縁起が良いとされている伝説の霊鳥よ。
立派よねぇー。
たしか、初代はもっと濃い瑠璃色地だったと思う。
でもこの二代目も良いわね!」
そして、その足元にはスタンドがある。
同じ天色で飛行機柄が入った端切れで巻かれた、HASEGAWAのバームクーヘンだ。
バンクロのブースの横を見ると、桐野屋の目玉である、話題の打掛けが。
「これ、見たかったのに、さっきは見られなかったんだよね。
あまりのショックに」
「随分と変わった打掛けだな。
俺、水色なんて初めて見た」
「これは今回の目玉として作った二代目の打掛けなんだって。
天色って言うらしいよ、この地の色。
初代はね、航空関係のカップルがオーダーレンタルされて、あまりにも大胆なアイデアだったからすごく話題になったそうよ。
ほら、地模様が飛行機柄なの。」
「……本当だ。
飛行機につがいの鶴か。
どこかの航空会社みたいだな。
この金色の鳥は? 」
「これは鳳凰。現れるととても縁起が良いとされている伝説の霊鳥よ。
立派よねぇー。
たしか、初代はもっと濃い瑠璃色地だったと思う。
でもこの二代目も良いわね!」
そして、その足元にはスタンドがある。
同じ天色で飛行機柄が入った端切れで巻かれた、HASEGAWAのバームクーヘンだ。