朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「それに、カテドラル真子が一切外に出てこなかった理由がやっとわかったよ。
もしその伯父さんが顔出ししてたらさ、君たち3人が、きっと実名で報道されてたよ」

たしかに……。

「それだけは避けたわけでしょう?
本来なら、原作者の先生として、崇め奉られてたと思うよ。
ちゃんと、守るべきところは守ったんでしょう」

「……そういう考え方もあるな」

ふざけてた、としか考えられなかったけど、皇輝さんの言うことは、一理ある。

まあ、伯父のあの性格だと、どっちもありそうだけど。

……やっぱりふざけてたかもな。

「会えばびっくりするくらいふざけた伯父だけど、良かったら紹介するよ。
まあ、地元に帰った時になるけど」

「それは嬉しいな。
ちなみに、俺は大阪本社に勤務してるんだ。
地元も大阪。真くんは?」

「俺も地元は大阪だけど、今の勤務先は名古屋だ」

「じゃあ、遠距離なんだ」

「は?」
< 460 / 517 >

この作品をシェア

pagetop