朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「長谷川京。
俺達の幼馴染で、妹の……婚約者だ」

「HASEGAWAの……
そうか! どこかで見たことがあると思ったんだ。 
HASEGAWAの社長だ。
彼は父親似だね。
あそこの社長には昔から可愛がってもらってたんだ。
……いい縁だね。
二人は本当に結婚するんだ。
ショーを見てても、幸せそうだったな。
それにしても、HASEGAWAの今回のあのつがいの鶴は、度肝を抜かれたよ。
さらに知名度を上げたんじゃないかな」

京、今回のミッションは大成功だったな。
あのつがいの鶴と共にHASEGAWAの名が多くの人の心に残ったようだ。

その後、俺達は連絡先を交換し、また会う約束をした。

思いがけない出会だったが、彼とは今後いい付き合いが出来そうだと思う。

さっきの言葉を聞いてたら、彼はポラリスの事を誰よりも理解していると思う。
社の立ち位置を理解しているし、老舗と言われる一流の取引先相手に最大限の気遣いが出来るやつだ。
皇輝なら、きっと後ろ盾がなくてもやっていけるだろう。

俺も負けて居られない。
でも、その前に1番大事な問題が残ってる……。
< 465 / 517 >

この作品をシェア

pagetop