朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
【おまけ】 age15 撫子
期間限定のマシュマロキャラメルコーヒーが飲みたくて、学校から三駅離れた朝倉コーヒーに泉とやって来た。

いつものように人に溢れていて、席は見つかりそうにない。

テイクアウトにして、外で飲むのもアリだけど、今日の予報では、夜半雪が降ると言っていた。それくらい寒い。出来れば店内で席を見つけたいんだけどなぁ……。

入って左奥の奥まったテーブルを見に行ったけど、やっぱり空いてなかった。

泉は席を見つけたかしら?

そう思って、カウンターまで戻ると、そこには親友と、背の高い学生服姿の親友の兄がいた。

「あれ? 真だ。 1人?」

「……いや、京がいる。 席はあったのか?」

「向こうの方も見てきたけど、なかなか見つからなくて…」

「じゃあ、俺たちの席に来いよ。
そろそろ出ようかと思ってたところなんだ」

「「ホント⁉︎ 良かった〜!」」

真に連れられて、右奥のテラスに面した方へ行ってみたら、京が1人でカップルシートに座っていた。
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