朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「仲、良すぎなんだよ! 
高校生にもなって、公園で抱き合うか?」

俺は出来ないのに!

「悪いのか? 何故だ。俺達は双子だ。
生まれる前からこうしてたんだぞ? 
何もおかしな事はない」

「は? 俺が出来ないのをいい事に! 
双子だからってなぁ……」

「ちょ、ちょっと? 
なんかおかしな方向にズレていってない?」

「「こいつが…!!」」

そう言って俺達は、お互いを指さした。

「もぉ〜〜! 2人とも、バカなの? 
口尖らせて。2人の方がそっくりよ? 
…フフフ、その表情、双子みたい」

「なにっ!? そんなわけあるか!」

「そうだ。俺の方が王子様度高いぞ!」

「は? それ二次元のユリウス・ケイだろ? 
リアルケイはただのヘタレじゃないか」

「なんだと〜⁉︎ 」
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