朝倉家の双子、恋をします!〜めぐり来る季節をあなたと〜
「うわっ! ちっさ!
男の子か?」
「そうよ。よくわかったわね」
「これが花の旦那だろ?
この赤ちゃん、めちゃくちゃ似てるからな。男の子だと思った」
「確かにそっくりね。
“仁貴”って書いて“ひとき”って読むらしいの」
「……マジ? それ、仁伯父さんからじゃん……。伯父さんめっちゃ喜んでそう……」
すっかり家族の前でのいつもの真に戻ってる。人見知りな兄は、外向きの顔と身内向けの顔が全く違う。
……気にすることなかったのかな。
「お兄さん、すっごく喜んでたわね」
「ああ。花から送られてきた写真よりも、兄貴からの写真の方がすごかったぞ。大量だ。しかも、仁じーちゃんと仁貴って題名まで付けて、同じような写真ばっかりだ」
仁伯父さんは花ちゃん命だったからねー。
想像に容易い。
男の子か?」
「そうよ。よくわかったわね」
「これが花の旦那だろ?
この赤ちゃん、めちゃくちゃ似てるからな。男の子だと思った」
「確かにそっくりね。
“仁貴”って書いて“ひとき”って読むらしいの」
「……マジ? それ、仁伯父さんからじゃん……。伯父さんめっちゃ喜んでそう……」
すっかり家族の前でのいつもの真に戻ってる。人見知りな兄は、外向きの顔と身内向けの顔が全く違う。
……気にすることなかったのかな。
「お兄さん、すっごく喜んでたわね」
「ああ。花から送られてきた写真よりも、兄貴からの写真の方がすごかったぞ。大量だ。しかも、仁じーちゃんと仁貴って題名まで付けて、同じような写真ばっかりだ」
仁伯父さんは花ちゃん命だったからねー。
想像に容易い。