愛するあなたへ〜blue roseを私にください
「女性として見て欲しい、って思ってしまう人がたまにいるのよ。面接で気を付けてはいるけど、仕事をしているうちに、段々そんな気持ちになるのよね」
「そういうことでしたか・・・」
「あんな声出してちゃ、魂胆見え見えよね」
「まぁ、そうですけど」
「社長は、お客様のために寄り添う仕事をしている。だから、提案にどんな考え方があるかを質問したんでしょ。でも、社長目当てで作成していたら、直ぐにわかるわよ。それで質問責めに答えられず、あの様子なんでしょう」
「今までもいらっしゃったんですか?」
「いたわねぇ。まぁ、社長が婚約指輪するようになってから、殆ど無くなったけどね」
「まぁ、でも社長に憧れる気持ちは分かります」
「日比野さんも気をつけてね」
その言葉の意味は、小道さんを見て十分に理解が出来た。
私にとっては、あまりに完璧過ぎて、好きになるなんておこがましい。
憧れても好きになることなんて無いから大丈夫。
その時はそう思っていた。
「そういうことでしたか・・・」
「あんな声出してちゃ、魂胆見え見えよね」
「まぁ、そうですけど」
「社長は、お客様のために寄り添う仕事をしている。だから、提案にどんな考え方があるかを質問したんでしょ。でも、社長目当てで作成していたら、直ぐにわかるわよ。それで質問責めに答えられず、あの様子なんでしょう」
「今までもいらっしゃったんですか?」
「いたわねぇ。まぁ、社長が婚約指輪するようになってから、殆ど無くなったけどね」
「まぁ、でも社長に憧れる気持ちは分かります」
「日比野さんも気をつけてね」
その言葉の意味は、小道さんを見て十分に理解が出来た。
私にとっては、あまりに完璧過ぎて、好きになるなんておこがましい。
憧れても好きになることなんて無いから大丈夫。
その時はそう思っていた。