愛するあなたへ〜blue roseを私にください
「じゃあ、何故泣いてるの?その涙の訳を俺に教えてよ」
翔さんは私の頭を撫でてくれた。
大好き。
本当は私だって離れたくない。
私は翔さんに抱きつき、声を出して泣いた。
しばらくして、翔さんがゆっくりと体を離し、私を見つめて語り始めた。
「何があったか話してくれるね」
私は、父の取引先の人と、今度の土曜日にお見合いすることが、実家の経営危機が免れることを説明した。
「わかった。来週の土曜日だね。その日までにどうにかするから。丁度挨拶もできるから良かったよ。春花、俺を信じろ。いいな?」
仕事中の顔つきに変った翔さんの言葉に、私はただ頷くだけだった。
直ぐに、翔さんは携帯を取って、どこかに電話を掛けた。
「あっ、奈織ちゃん、悪い、ちょっと相談があるんだけど、彼氏、光先商事出身だったよな。私情を挟んで悪いんだが、大切な人を守りたいんだ。彼氏に会わせてくれないか?」
相手は緑川さんのようだった。
「うん・・・あぁ、いいよ、折り返し何時でもいいから、悪いけど頼むね」
私の不安そうな顔を見つめて、頭を撫でてくれた。
「心配するな。俺に任せろ」
軽く口づけをすると、翔さんは熱を帯びた瞳で私を見つめた。
「ここではダメだと思っても、本能は抑えられないね」
そのままゆっくりとソファに押し倒された。
「絶対に誰にも渡さない」
唇を奪った後、私のシャツのボタンを外しかけた時、電話が鳴った。
翔さんは私の頭を撫でてくれた。
大好き。
本当は私だって離れたくない。
私は翔さんに抱きつき、声を出して泣いた。
しばらくして、翔さんがゆっくりと体を離し、私を見つめて語り始めた。
「何があったか話してくれるね」
私は、父の取引先の人と、今度の土曜日にお見合いすることが、実家の経営危機が免れることを説明した。
「わかった。来週の土曜日だね。その日までにどうにかするから。丁度挨拶もできるから良かったよ。春花、俺を信じろ。いいな?」
仕事中の顔つきに変った翔さんの言葉に、私はただ頷くだけだった。
直ぐに、翔さんは携帯を取って、どこかに電話を掛けた。
「あっ、奈織ちゃん、悪い、ちょっと相談があるんだけど、彼氏、光先商事出身だったよな。私情を挟んで悪いんだが、大切な人を守りたいんだ。彼氏に会わせてくれないか?」
相手は緑川さんのようだった。
「うん・・・あぁ、いいよ、折り返し何時でもいいから、悪いけど頼むね」
私の不安そうな顔を見つめて、頭を撫でてくれた。
「心配するな。俺に任せろ」
軽く口づけをすると、翔さんは熱を帯びた瞳で私を見つめた。
「ここではダメだと思っても、本能は抑えられないね」
そのままゆっくりとソファに押し倒された。
「絶対に誰にも渡さない」
唇を奪った後、私のシャツのボタンを外しかけた時、電話が鳴った。