愛するあなたへ〜blue roseを私にください
「いえ、私も今来たところですから」
佐野さんとあれこれ迷いながら、ランチを注文した。
「元気そうで良かったわ。社長の様子から何かあったと分かって、日比野さん、落ち込んでるんじゃないかと思ってさ」
社長、やっぱり怒ってるんだ・・・
「嫉妬と自信喪失から昨日、社長に色々言っちゃいました」
「もしかして、明子さんのこと?」
「そうなんです。昨日2人でいるのを見かけて、明子さんが抱きついたのを見てしまって・・・」
「それは、明子さんがしつこいから、2度と連絡しないように言いに行ったのよ」
「それに羽瀬コンサルティングの社長のご子息ってことも初めて聞きました」
「そう、それで?」
「私なんかが、社長の横になんて、ふさわしくないです。社長に似合う、皆が認めるくらいに綺麗で仕事が出来る女性でないと」
「それは社長が言ったの?」
「いえ、それは・・・。でも私でいいのかと不安になって・・・」
「社長と会って、社長の思いを落ち着いて聞きなさい。社長は、自分が指輪をしていることを初めて後悔したって言ったことがあってね」
小道さんみたいな女性を避けるための偽りの指輪・・・
「私ね、社長が日比野さんのこと気に掛けてるって、直ぐに分かったわ。だって、曽根くんが近くに寄ってきたら、社長室から何度も覗いたり、用もないのに事務室うろうろしたり」
「えっ、社長が?」
「そうなのよ、思わず吹き出しちゃった」
佐野さんとあれこれ迷いながら、ランチを注文した。
「元気そうで良かったわ。社長の様子から何かあったと分かって、日比野さん、落ち込んでるんじゃないかと思ってさ」
社長、やっぱり怒ってるんだ・・・
「嫉妬と自信喪失から昨日、社長に色々言っちゃいました」
「もしかして、明子さんのこと?」
「そうなんです。昨日2人でいるのを見かけて、明子さんが抱きついたのを見てしまって・・・」
「それは、明子さんがしつこいから、2度と連絡しないように言いに行ったのよ」
「それに羽瀬コンサルティングの社長のご子息ってことも初めて聞きました」
「そう、それで?」
「私なんかが、社長の横になんて、ふさわしくないです。社長に似合う、皆が認めるくらいに綺麗で仕事が出来る女性でないと」
「それは社長が言ったの?」
「いえ、それは・・・。でも私でいいのかと不安になって・・・」
「社長と会って、社長の思いを落ち着いて聞きなさい。社長は、自分が指輪をしていることを初めて後悔したって言ったことがあってね」
小道さんみたいな女性を避けるための偽りの指輪・・・
「私ね、社長が日比野さんのこと気に掛けてるって、直ぐに分かったわ。だって、曽根くんが近くに寄ってきたら、社長室から何度も覗いたり、用もないのに事務室うろうろしたり」
「えっ、社長が?」
「そうなのよ、思わず吹き出しちゃった」