愛するあなたへ〜blue roseを私にください
ずっと翔さんの傍にいたい。
その気持ちにもう迷いはない。
1週間があっという間に過ぎ、土曜日に翔さんの実家に向かった。
車で着いたその先は、高層マンションだった。
「翔さんのマンションにもびっくりしましたが、ご実家も凄いですね・・・」
「前は、小さな家でね。思い出があったけど、ここに引っ越して、足を運ばなくなったんだ」
少し寂しそうな翔さんの後に付いて歩いた。
玄関に着き、翔さんが私の不安をわかってくれたのか、手を繋いで中に入ってくれた。
「お帰り、翔」
「あぁ、母さん、俺の彼女の春花だよ」
「初めまして。日比野春花です」
「あら、あなたはこの間の親切なお嬢さんよね?」
はっ!この間の気品あるご婦人だ!
「もしかして、あのカフェの方ですか?」
「なんだ?2人で」
「私この間、翔に会いに行った時に、親切なお嬢さんと会ったって言ったでしょ。そのお嬢さんが春花さんなの」
「えっ?あの時の親切なお嬢さんって、春花のこと?」
「そうみたいですね」
「引き合う運命なのね。春花さんと翔は」
翔さんのお母さんはにこにこと笑って、とても優しい人だ。
「親父は?」
「奥にいるわよ」
急に翔さんの顔と声が怖くなった。
「親父、俺が付き合ってる春花さんだ」
「初めまして。日比野春花です」
「まぁ、立ってないで座って話をしよう」
お父さんと翔さんのピリつく空気にとても緊張した。
その気持ちにもう迷いはない。
1週間があっという間に過ぎ、土曜日に翔さんの実家に向かった。
車で着いたその先は、高層マンションだった。
「翔さんのマンションにもびっくりしましたが、ご実家も凄いですね・・・」
「前は、小さな家でね。思い出があったけど、ここに引っ越して、足を運ばなくなったんだ」
少し寂しそうな翔さんの後に付いて歩いた。
玄関に着き、翔さんが私の不安をわかってくれたのか、手を繋いで中に入ってくれた。
「お帰り、翔」
「あぁ、母さん、俺の彼女の春花だよ」
「初めまして。日比野春花です」
「あら、あなたはこの間の親切なお嬢さんよね?」
はっ!この間の気品あるご婦人だ!
「もしかして、あのカフェの方ですか?」
「なんだ?2人で」
「私この間、翔に会いに行った時に、親切なお嬢さんと会ったって言ったでしょ。そのお嬢さんが春花さんなの」
「えっ?あの時の親切なお嬢さんって、春花のこと?」
「そうみたいですね」
「引き合う運命なのね。春花さんと翔は」
翔さんのお母さんはにこにこと笑って、とても優しい人だ。
「親父は?」
「奥にいるわよ」
急に翔さんの顔と声が怖くなった。
「親父、俺が付き合ってる春花さんだ」
「初めまして。日比野春花です」
「まぁ、立ってないで座って話をしよう」
お父さんと翔さんのピリつく空気にとても緊張した。