愛するあなたへ〜blue roseを私にください
「日比野さん、ご承知の通り、翔は羽瀬コンサルティングの跡取りなんだよ」
「俺は継ぐ気はないよ」
直ぐに翔さんはお父さんに反論した。
「何言ってるんだ、お前は自分の才能を潰す気か?」
「どういう意味だよ」
「お前は小さな会社の社長じゃなくて、羽瀬を動かすだけの才能があるんだよ」
「俺の会社を馬鹿にするなよ。優秀な人財ばかりだ。それに自分の信念を持って仕事ができている。羽瀬では出来なかったことだ」
「何を綺麗ごと言ってるんだ。それに日比野さんには申し訳ないが、お前には羽瀬を背負った時に、後ろ盾になる女性と一緒になってもらうからな」
「いいかげんにしろよ!仕事も人生を共にする人も、俺が決める。春花は俺の人生にかかせない人だ。勝手に自分の都合を押しつけるなよ!」
「いいかげんに親の言うことを聞きなさい!」
「聞いて幸せじゃなかったから、言ってるんだろ!」
親子のことだ、私が口出しできない。
それに私の事を言われることは、明子さんとの出来事で分かっていた。
私の事を馬鹿にするのはいい。
でも、翔さんの仕事を馬鹿されるのは辛かった。
「あら、そうしたら、あなたと翔の会社で、コンサル対決したら?それでどちらが顧客の心を掴むか、試したらいいじゃない。そうね・・・春花さんとあなたの会社から女性1名選んで、プレゼンしてもらうのはどう?」
「えっ?」
私はお母さんの提案に、目を丸くするしかなかった。
「俺は継ぐ気はないよ」
直ぐに翔さんはお父さんに反論した。
「何言ってるんだ、お前は自分の才能を潰す気か?」
「どういう意味だよ」
「お前は小さな会社の社長じゃなくて、羽瀬を動かすだけの才能があるんだよ」
「俺の会社を馬鹿にするなよ。優秀な人財ばかりだ。それに自分の信念を持って仕事ができている。羽瀬では出来なかったことだ」
「何を綺麗ごと言ってるんだ。それに日比野さんには申し訳ないが、お前には羽瀬を背負った時に、後ろ盾になる女性と一緒になってもらうからな」
「いいかげんにしろよ!仕事も人生を共にする人も、俺が決める。春花は俺の人生にかかせない人だ。勝手に自分の都合を押しつけるなよ!」
「いいかげんに親の言うことを聞きなさい!」
「聞いて幸せじゃなかったから、言ってるんだろ!」
親子のことだ、私が口出しできない。
それに私の事を言われることは、明子さんとの出来事で分かっていた。
私の事を馬鹿にするのはいい。
でも、翔さんの仕事を馬鹿されるのは辛かった。
「あら、そうしたら、あなたと翔の会社で、コンサル対決したら?それでどちらが顧客の心を掴むか、試したらいいじゃない。そうね・・・春花さんとあなたの会社から女性1名選んで、プレゼンしてもらうのはどう?」
「えっ?」
私はお母さんの提案に、目を丸くするしかなかった。