いつかキミが消えたとしても
バス停で足を止めた青っちに聞くと、青っちは一瞬押し黙り、そして気まずそうに視線をそらした。
どうやら図星みたいだ。
「わ、私遊園地大好きだよ! 何回行っても飽きないし!」
慌てて取り繕うと青っちは以前と同じようにポケットから遊園地のチケットを2枚取り出した。
「あ、チケット代今度は私が払うよ?」
「いや。実は父親が会社でもらってきたんだ」
「お父さんが?」
どういうことだろうと首をかしげると、青っちのお父さんはイベント会社に努めていると言う。
今度あの遊園地でプロジェクションマッピングなどのイベントが開催されるらしく、そのイベントに協力することになった。
それがきっかけで沢山入場券をもらうことができたみたいだ。
そういうことならチケット代は甘えられる。
2人してバスに揺られて遊園地までの道を行く。
一番奥の長い椅子に座っていると、青っちが手を繋いできた。
舞はその手を自然と握り返して、微笑み合う。
どうやら図星みたいだ。
「わ、私遊園地大好きだよ! 何回行っても飽きないし!」
慌てて取り繕うと青っちは以前と同じようにポケットから遊園地のチケットを2枚取り出した。
「あ、チケット代今度は私が払うよ?」
「いや。実は父親が会社でもらってきたんだ」
「お父さんが?」
どういうことだろうと首をかしげると、青っちのお父さんはイベント会社に努めていると言う。
今度あの遊園地でプロジェクションマッピングなどのイベントが開催されるらしく、そのイベントに協力することになった。
それがきっかけで沢山入場券をもらうことができたみたいだ。
そういうことならチケット代は甘えられる。
2人してバスに揺られて遊園地までの道を行く。
一番奥の長い椅子に座っていると、青っちが手を繋いできた。
舞はその手を自然と握り返して、微笑み合う。