いつかキミが消えたとしても
透明病
青っちに異変がないのならそれでいい。
舞はいつもどおり教室中央の机に座って授業を受けていた。
先生がどんどん説明を進めてしまうので、途中で話を聞いていなければ置いていかれてしまう。
教室の中にはペンを走らせる音と先生の声だけが聞こえてきている。
無駄な雑音は少しもない。
そんな中、後方からパサッとノートか教科書が落下する音が聞こえてきた。
誰かが落としてしまったのだろう。
そう思って振り向くこともしなかった。
だが、「青木君!?」と悲鳴に近い女子生徒の声が静かな教室内を切り裂いた。
舞はそこでようやくペンを止めて振り向いたのだ。
見ると青っちが机に突っ伏してうめき声をあげている。
机の下には教科書が落ちていた。
目の前の光景が理解できなくて、一瞬身動きが取れなかった。
舞はいつもどおり教室中央の机に座って授業を受けていた。
先生がどんどん説明を進めてしまうので、途中で話を聞いていなければ置いていかれてしまう。
教室の中にはペンを走らせる音と先生の声だけが聞こえてきている。
無駄な雑音は少しもない。
そんな中、後方からパサッとノートか教科書が落下する音が聞こえてきた。
誰かが落としてしまったのだろう。
そう思って振り向くこともしなかった。
だが、「青木君!?」と悲鳴に近い女子生徒の声が静かな教室内を切り裂いた。
舞はそこでようやくペンを止めて振り向いたのだ。
見ると青っちが机に突っ伏してうめき声をあげている。
机の下には教科書が落ちていた。
目の前の光景が理解できなくて、一瞬身動きが取れなかった。