いつかキミが消えたとしても
透明病を発症して2週間目だと言う。
アマンダも動画の中で毎日筋肉トレーニングをしていて、弱っていく体をどうにか保とうとしている。
それでも筋力は落ちていくようで、前にできていたトレーニングが今はできなくなったと伝えていた。
「2週間で、そんなに変わるんだ」
舞は毎日アマンダの動画が更新されていないか確認して、その病気の進行具合をメモしていた。
本には悪化していく度合いには個人差がると書いてあり、具体的にはよくわからないままだったのだ。
だから、性別は違えど同じ17歳のアマンダの動画日記は参考になった。
『今日はあちこち透けていて、あまり起き上がることもできないの』
アマンダはそう言って、額に汗を浮かべながら透けている体を撮影した。
右腕。
ウエスト。
左の太もも。
それらが透けて、ベッドシーツが見えてしまっている。
『みんなお願い。私の顔を覚えていてね』
アマンダのその願いは、舞の胸に痛かった。
アマンダも動画の中で毎日筋肉トレーニングをしていて、弱っていく体をどうにか保とうとしている。
それでも筋力は落ちていくようで、前にできていたトレーニングが今はできなくなったと伝えていた。
「2週間で、そんなに変わるんだ」
舞は毎日アマンダの動画が更新されていないか確認して、その病気の進行具合をメモしていた。
本には悪化していく度合いには個人差がると書いてあり、具体的にはよくわからないままだったのだ。
だから、性別は違えど同じ17歳のアマンダの動画日記は参考になった。
『今日はあちこち透けていて、あまり起き上がることもできないの』
アマンダはそう言って、額に汗を浮かべながら透けている体を撮影した。
右腕。
ウエスト。
左の太もも。
それらが透けて、ベッドシーツが見えてしまっている。
『みんなお願い。私の顔を覚えていてね』
アマンダのその願いは、舞の胸に痛かった。