いつかキミが消えたとしても
☆☆☆
「青っち、今日も来たよ」
元気な声をかけながら病室へ入ったとき、青っちはベッドの上で苦しんでいた。
足首から下がすべて透けている。
それに気がついた舞はすぐにかけより、ナースコールを押した。
「青っち大丈夫? 苦しい?」
「舞……」
青っちは薄く目を開けて舞の姿を確認すると、痛いほどに手を握りしめてきた。
舞は文句も言わずに握り返す。
入院してすぐの頃はこんな風に苦しんでいる姿に出くわすことはなかった。
丸1日透けること無く過ごしていた日もあるくらいだ。
だけど最近はそうじゃなくなってきている。
舞がお見舞いに来たときに苦しむ回数は増えていたし、それ以外のときにも透けている時間があるそうだ。
必然的に運動する時間は減らすしかなくなっていた。
「青っち、今日も来たよ」
元気な声をかけながら病室へ入ったとき、青っちはベッドの上で苦しんでいた。
足首から下がすべて透けている。
それに気がついた舞はすぐにかけより、ナースコールを押した。
「青っち大丈夫? 苦しい?」
「舞……」
青っちは薄く目を開けて舞の姿を確認すると、痛いほどに手を握りしめてきた。
舞は文句も言わずに握り返す。
入院してすぐの頃はこんな風に苦しんでいる姿に出くわすことはなかった。
丸1日透けること無く過ごしていた日もあるくらいだ。
だけど最近はそうじゃなくなってきている。
舞がお見舞いに来たときに苦しむ回数は増えていたし、それ以外のときにも透けている時間があるそうだ。
必然的に運動する時間は減らすしかなくなっていた。