いつかキミが消えたとしても
「今日はこっちで食べよう」
青っちに言われてついていった先はベランダだった。
最近は梅雨の影響でここで食べる生徒は少なかったが、今日みたいに天気のいい日はベランダに出る生徒も沢山いる。
しかし今日は残念ながら先客がいた。
恵美たち3人がすでにお弁当を広げていたのだ。
「残念だね青っち。今日は教室で食べよう」
そう言って教室内へ戻ろうとする舞の手を青っちが掴んで止めた。
「どうして? みんなで一緒に食べればいいだろ?」
舞は驚いて青っちを見つめる。
恵美たち3人も少し気まずそうな表情を浮かべていて、どう考えてもここでは食べないほうがいい。
それでも青っちは強引に舞を座らせてしまった。
その逆側に青っちが座る。
今舞の左隣には恵美がいて、右隣には青っちがいる状況だ。
な、なにこの状況……。
左に感じる威圧感に冷や汗が流れ出てくる。
こんな中でご飯なんて食べられるわけがない。
青っちに言われてついていった先はベランダだった。
最近は梅雨の影響でここで食べる生徒は少なかったが、今日みたいに天気のいい日はベランダに出る生徒も沢山いる。
しかし今日は残念ながら先客がいた。
恵美たち3人がすでにお弁当を広げていたのだ。
「残念だね青っち。今日は教室で食べよう」
そう言って教室内へ戻ろうとする舞の手を青っちが掴んで止めた。
「どうして? みんなで一緒に食べればいいだろ?」
舞は驚いて青っちを見つめる。
恵美たち3人も少し気まずそうな表情を浮かべていて、どう考えてもここでは食べないほうがいい。
それでも青っちは強引に舞を座らせてしまった。
その逆側に青っちが座る。
今舞の左隣には恵美がいて、右隣には青っちがいる状況だ。
な、なにこの状況……。
左に感じる威圧感に冷や汗が流れ出てくる。
こんな中でご飯なんて食べられるわけがない。