この恋は、『悪』くない。

樽崎くんに妊娠を告げようとした日

思いもよらず

樽崎くんが先にプロポーズしてくれた



妊娠を告げることは

もちろん不安だった



樽崎くんは

喜んでくれるかな?



もし樽崎くんが

子供なんていらない

ホントにオレの子供なの?

とか言う最低な男だったら



私はひとりで

授かった命を育てるつもりだった



大好きな人との証だから



ずっと情緒不安定で

樽崎くんは

そんな最低男じゃないってわかってても

余計な事を考えてしまってた



そんなバカな私を

樽崎くんは

全部受け止めてくれた



髪を切ったのも

私にプロポーズするためだったのかな?



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