【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜


 五分後、姉は家に到着した。

「お邪魔します」

「お姉ちゃん、いらっしゃい」
 
「陽花、はい。お土産」

 そう言って姉はわたしに、コンビニの袋を手渡した。

「何これ?……あ、ミルクプリンだ!」

「アンタそれ好きだったでしょ? だから買ってきちゃった」

 姉はわたしの大好物である、ミルクプリンを買ってきてくれたようだった。

「ありがとう、お姉ちゃん。 さ、寒いでしょ?早くリビング行って暖まりなよ。暖房付けてあるよ」

「ありがとう。 本当に寒かったのよ、外」

 姉はリビングに入るなり「暖かい……。天国だ」と言い出した。

「ちょうどランチも出来た所なの、食べよう」

「あら、美味しそうじゃない! なんかあれね、オシャレなカフェみたいね?」

「その通り。カフェっぽくしてみたの、どう?」

 と問いかけると、姉は「いいね、陽花センスあるよ!」と言ってくれた。

「良かった。 じゃあ食べようか」

「あ、じゃあ手洗っちゃうね」

「うん」

 この時期は手洗いうがいは大事だから、姉もしっかりと手洗いしてくれた。
 そして二人仲良く、ランチタイムにした。
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