【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜
「はい、陽花」
「あ、ありがとう」
まずは二人でソファに座り、天気予報を確認する。
「今日の夜は、星がキレイに見えるって」
天気予報では一日晴れの予報で、夜は星空がキレイに見えるらしい。
そんな天気予報に、夫は「今日は、いいクリスマスになりそうだな」と言っていた。
「うん。……そうだね」
いいクリスマスになりそうか……。そうなるといいのだけど。
「夜はもっと寒くなるみたいだし、暖かい格好して行けよ、陽花」
「分かってるよ。千洋もね」
こうやって心配してくれる夫に、わたしは少し複雑な気持ちになっていた。
だって今日……わたしは夫とのこれからの未来の返事をしなければならない。
もしかしたら、残酷すぎる結末になるかもしれない。だけどそれが、わたし的には複雑でしかない……。
「陽花、今日はレストラン、十八時に予約してあるんだ」
「十八時ね。分かった」
わたしたちの未来を決めるのは、わたしだ。……だけどわたしの答えは、すでに決まっている。
後はそれを告げるだけだ。
「陽花、あのさ」
「ん?」
「俺は……」