【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜
「陽花? 話って、なんだ……?」
わたしは軽く深呼吸すると、その封筒を開けた。
「ねぇ、千洋」
「ん?」
「わたしと、離婚してほしいの」
わたしはその封筒から自分の判を押した離婚届を取り出すと、夫の目の前に差し出した。
「………。え?」
夫はその離婚届を少し眺めると、驚いたように目を大きく見開いた。
「陽花……?冗談、だよな……?」
そして静かにそう問いかけてきた。
「ごめん……。前からずっと、考えてたの」
「なんで……。陽花、なんで……。なんでだよ」
夫は驚いているのか、言葉がうまく出なかった。
「千洋、わたしあなたとは、もう一緒にいられない」
「はる……か」
わたしは下を向いて、唇を噛み締めた。そしてその後、こう言葉をぶつけた。
「……お願い。わたしと、離婚してください」
「ちょっと待ってくれよ、陽花……。何言ってんだよ。 なんでいきなり、離婚なんて……」
夫はそう言いながら、わたしの目を見つめていた。
「……ごめん。でもわたし、あなたとこのまま結婚生活を続けるなんて……無理なのよ」
わたしはずっとその日を待ち望んでいた。