【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜
それから数日後の昼休み。俺が弁当を食べていると、突然電話がかかってきた。
……知らない番号だ。誰だ?
「はい、もしもし。下條です」
「すみません、下條陽花さんの旦那様の携帯でよろしいですか?」
「はい。そうですが……」
「わたくし、松浦総合病院の医師、鎌谷(かまや)と申します」
え、病院……? どうして、病院から電話が……?
「突然お電話してしまい、申し訳ありません。……先程、奥様の下條陽花さんが倒れられて緊急搬送されましたので、念の為ご連絡させて頂きました」
「え、陽花が!?」
「はい。 今の所、容態は落ち着いていますのでご安心ください」
陽花が緊急搬送……。なんでそんなことに?
焦る俺に、医師からの一言が更に突き刺さることになった。
「それと奥様のことについて、旦那様に少しお話しておきたいことがあるのですが……」
俺に話……? 一体、なんだろうか……。
「……あの、お話って?」
「すみません、このことをお伝えするかどうか悩んだのですが……。一応伝えておいた方がいいかと思いまして」
なんだろう、とてもイヤな予感がする……。なんだろう、この胸騒ぎは……。