【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜
○新たな決意
「ありがとう、お姉ちゃん」
わたしはそのパンダのブランケットを膝にかけた。
「……暖かい」
なんか分からないけど、お姉ちゃんの愛情を感じる。
「陽花、食欲はある?」
「……うーん。まあ、それなりに」
「今日ちょっと寒いし、温かいうどんにでもしよっか」
姉はそう言いながら、温かいココアを淹れてくれた。
「……うどん、いいね」
寒い日のうどんは、最高だよね……。
「食べられそう?」
「……うん、食べたい」
「じゃあ夕飯は、うどんにしようね」
お姉ちゃんのその笑顔を見てるだけで、わたしは不思議と明るくなる。
お姉ちゃんがいると、心が安心する。
「陽花、うどん、何味がいい?」
「え?」
「醤油味、すき焼き味、味噌煮込み味。どれにする?」
そう聞かれたわたしは「そうだな……。すき焼き味がいいかな」と答えた。
「わたしもそれ」
「じゃあ、すき焼き味にして」
「了解」
そして夕方になり姉は「買い物してくるから、家で待ってて」と言い残し、スーパーに買い物に出かけた。
わたしはその間、スマホを見たりして過ごしていた。