【完結】不倫夫との離婚計画〜3ヶ月後に離婚します〜


 そんなことばかりを考えながら、家に帰っていた。 途中近くにあるコンビニに立ち寄って、牛丼弁当とおにぎり、お茶などを購入した。
 マンションの入口からエントランスを抜けて、エレベーターに乗り込むと、住んでいる階のボタンを押して上まで上がった。
 そして家の玄関のドアに、鍵を差し込むが……。

「……ん?」

 あれ、おかしい。家の鍵が空いている……?
 まさか俺、もしかして……。鍵閉め忘れた?え、てことは……。
 まさか、泥棒でも入ったのか!? だとしたら……。

「やべぇ……!!」

 急いで警察に……!
 そう思った俺は、急いで靴を脱いで家の中に入った。 するとそこには……。

「おかえりなさい。 そんなに慌てて、どうしたの……?」

「えっ……。はる、か……?」
  
 なぜか俺の目の前には、家出をしているはずの妻の陽花が立っていた。
 その状況を未だに把握できていない俺は、ただ陽花の姿を眺めることしか出来ない。

「千洋……?」

「陽花……。本当に陽花、なのか……?」

 これは夢か現実か、まだ分からない俺がいる。

「何言ってるの。当たり前じゃない」

 と、陽花は言った。
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