ボトルメール
家に帰ると父親はまだ帰ってきてなくて、母だけがリビングのソファで寝ながらテレビを見ていた。
「ただいま」
俺の挨拶で母は体を起こした。
「随分と遅かったわね」
ちらっと時計を見ると六時を回っていた。母には水族館に行くしか言ってなかったから、海によったことは知る由もない。
「うん。ちょっとね」
「それで、楽しかったの?」
母はソファに腰をかけたまま、優しい笑顔で、そして彰のことを知っているからか、少しだけ悲しい顔にも見えた気がした。
「うん。楽しかったよ。あ、お土産あるよ」
俺はリュックからお土産のクッキーを取り出し、机に出した。
「ありがとう。とりあえず、お父さんがもう少しで帰ってくるから帰ってきたら一緒にご飯食べましょう」
「うん、わかった。じゃあ先に風呂はいっちゃうね」
俺は荷物を置くために一旦部屋に行き、パジャマとパンツとか色々持って風呂場に向かった。
「ただいま」
俺の挨拶で母は体を起こした。
「随分と遅かったわね」
ちらっと時計を見ると六時を回っていた。母には水族館に行くしか言ってなかったから、海によったことは知る由もない。
「うん。ちょっとね」
「それで、楽しかったの?」
母はソファに腰をかけたまま、優しい笑顔で、そして彰のことを知っているからか、少しだけ悲しい顔にも見えた気がした。
「うん。楽しかったよ。あ、お土産あるよ」
俺はリュックからお土産のクッキーを取り出し、机に出した。
「ありがとう。とりあえず、お父さんがもう少しで帰ってくるから帰ってきたら一緒にご飯食べましょう」
「うん、わかった。じゃあ先に風呂はいっちゃうね」
俺は荷物を置くために一旦部屋に行き、パジャマとパンツとか色々持って風呂場に向かった。