ボトルメール
「わかりました。上手く描けるか分からないけど、頑張ってみます」
「ありがとう」
春斗さんは優しく微笑み楓にお礼を言った。
それから、俺たちは再び車に乗り込み、春斗さんの家へと向かった。
『今日は、ありがとうございました』
帰りの車で俺と彰と楓の三人は声を揃えて春斗さんと芽吹さんにお礼を言った。
「こちらこそ、楽しかったよ。今度は僕たちがそっちに行くかもしれないからその時は案内お願いできるかな？」
『はい！』
春斗さんや芽吹さんがこっちに来る時は快く向かい入れよう。上から目線だが、そう思った。
そして、俺たちは明日の午前の便で帰ることになった。理由は、俺が明日の午後に部活があることが彰のせいで朱里さん達にバレたからだ。
名残惜しかったが、部活がある以上仕方がない。
そういえば帰ったら俺に嬉しい報告があるんだっけか。そう思うと、少しだけ帰るのが楽しみになった。
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