ボトルメール
結局、誰も集まることなく夕日が沈んでいくのを二人で見届けた。
「というか、楓は今はどこに住んでるんだ?」
「え?今はどこにも住んでないけど…これから芽吹さんに頼む予定だったんだけど思ったより話し込んじゃって…」
「じゃ、じゃあさ…。俺の家こいよ」
俺は勇気を全力で振り絞った。断れてもそれはそれでいい。むしろ断って欲しかった。
「え?いいの?でも、一旦駅に行ってもいい?」
楓は随分とあっさり頷いた。というか幼馴染だから、泊まるくらい造作もないのか。
「駅?なんで?」
「駅に荷物を預けてきたの。だから、取りに行かなきゃ」
「じゃあ送ろうか?駅まで」
「え?車の免許持ってるの?」
「いや、バイクだけど」
大学入試は指定校推薦でいったから合格が決まってから随分と暇だったので、バイクの免許を取得したのだ。
「かっこいいね」
楓は手でグッドの形を作ってそう言った。
「あ、ありがとう」
俺は照れながらもそう返した。
「じゃあ、とりあえず俺の家に行こうか」
ここから俺の家まで五分もかからない。ちなみに俺の家から彰の家まで徒歩一分くらいのところだ。
「というか、楓は今はどこに住んでるんだ?」
「え?今はどこにも住んでないけど…これから芽吹さんに頼む予定だったんだけど思ったより話し込んじゃって…」
「じゃ、じゃあさ…。俺の家こいよ」
俺は勇気を全力で振り絞った。断れてもそれはそれでいい。むしろ断って欲しかった。
「え?いいの?でも、一旦駅に行ってもいい?」
楓は随分とあっさり頷いた。というか幼馴染だから、泊まるくらい造作もないのか。
「駅?なんで?」
「駅に荷物を預けてきたの。だから、取りに行かなきゃ」
「じゃあ送ろうか?駅まで」
「え?車の免許持ってるの?」
「いや、バイクだけど」
大学入試は指定校推薦でいったから合格が決まってから随分と暇だったので、バイクの免許を取得したのだ。
「かっこいいね」
楓は手でグッドの形を作ってそう言った。
「あ、ありがとう」
俺は照れながらもそう返した。
「じゃあ、とりあえず俺の家に行こうか」
ここから俺の家まで五分もかからない。ちなみに俺の家から彰の家まで徒歩一分くらいのところだ。