ボトルメール
芽吹さんが俺たちにコーヒーを入れてくれたので飲みながら彰を待っているとすぐに彰が階段から降りてきた。
「あ、来てたのか」
「二度寝するなよ。」
「わりーわりー。それで、芽吹さん。話してくれました?」
彰は話を変えて、本題に入ろうとした。だから、俺と楓は唾をゴクリと飲んだ。
「いや、まだだよ。彰くんが降りてきたら言おうと思って」
「じゃあ、俺の口から言っちゃいますね」
「いいよ。それに、私の口からより君の口から言った方がいいだろう」
「そうですね」
彰は改まって、テレビを塞ぐように俺たちの前の床に座った。
「それで…彰。話って?」
楓が恐る恐る聞くと、彰は軽く笑ってとんでもないことを口にした。
「俺、病気治った。」
俺と楓はフリーズした。彰が何を言っているのか分からなかったから。
「え!?それ本当!?」
「ああ。でも、治ったと言っても薬を飲み続ければ死ぬことは無いって」
「彰、それ本当か?」
俺は最終確認を取った。これは冗談で言っていいことでは無いからだ。すると彰は再び笑って頷いた。
「ああ、本当だ。」
「良かったな…」
俺は思わず目から涙が出てしまった。よく見ると楓も泣いていた。
「だから、楓。楓はここで暮らす必要はない。だから、俊の家で暮らせ」
「あ、来てたのか」
「二度寝するなよ。」
「わりーわりー。それで、芽吹さん。話してくれました?」
彰は話を変えて、本題に入ろうとした。だから、俺と楓は唾をゴクリと飲んだ。
「いや、まだだよ。彰くんが降りてきたら言おうと思って」
「じゃあ、俺の口から言っちゃいますね」
「いいよ。それに、私の口からより君の口から言った方がいいだろう」
「そうですね」
彰は改まって、テレビを塞ぐように俺たちの前の床に座った。
「それで…彰。話って?」
楓が恐る恐る聞くと、彰は軽く笑ってとんでもないことを口にした。
「俺、病気治った。」
俺と楓はフリーズした。彰が何を言っているのか分からなかったから。
「え!?それ本当!?」
「ああ。でも、治ったと言っても薬を飲み続ければ死ぬことは無いって」
「彰、それ本当か?」
俺は最終確認を取った。これは冗談で言っていいことでは無いからだ。すると彰は再び笑って頷いた。
「ああ、本当だ。」
「良かったな…」
俺は思わず目から涙が出てしまった。よく見ると楓も泣いていた。
「だから、楓。楓はここで暮らす必要はない。だから、俊の家で暮らせ」