ボトルメール
それから数分して楓から返信が来た。
『行けるって!!器具は私たちが用意するから、食材の方をお願いしますって!私達もちょっとは持ってくけど!』
そう送られてきたので俺は『了解ー』とだけ送り、楓から送られてきたことをそのまま両親に伝えた。

「美味しそう!」
俺達は、俊典さんの車で川まで来た。俺の家は軽自動車だからみんなは入らないし、ばらばらで行こうとしたけど、俺が父さんに俊典さんが前日に飲んでいたことを伝えると、心配だからと言って、俊典さんの車を俺の父さんが運転していた感じだ。
「確かに美味そうだな」
今は俺の家から持ってきた肉を焼いている。
俺と彰が肉を焼き、楓はそれを見て、俺の父さんと母さんは俊典さんと休んでいるようにした。
「これ持ってっていいぞ」
俺は焼けた肉を紙製の皿に乗せ、楓に渡した。
「了解!」
走っている姿も可愛かった。
「それで、結婚式はいつあげるんだ?」
「なんで彰の方がそんなに焦ってんだよ。」
「そりゃ、姉の結婚式を早く見たいからだ」
「相変わらずシスコンだな」
「ちげーよ。」
肉を焼きながらそんな会話をしていた。
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