相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
俺は全てを訊き出し、医局に戻った。
「杉村先生…少し話があります…」
「・・・その顔は訊いたのか・・・」
「・・・」
「俺は辻教授から頼まれて遥先生を診察した…口止めは教授からの命令だ…」
あの顔色の悪さも微熱も大量のみかんも全部・・・
「新生児科に行って来る…」
「責めてやるなよ…遥先生だって…」
「だからって…俺に隠れて…こんなコトが許されると思うのか?」
「遥先生はずっと子供が欲しかったと言っていた…でも、槇村先生が同意しなかった…」
「これは俺達夫婦の問題だ!口を挟むなっ!」
俺は院内PHSで遥に電話を掛けた。
ーーーー新生児科…槇村です
「俺だ…今から、そっちに行くから…時間をくれ…」
――――分かりました…
「杉村先生…少し話があります…」
「・・・その顔は訊いたのか・・・」
「・・・」
「俺は辻教授から頼まれて遥先生を診察した…口止めは教授からの命令だ…」
あの顔色の悪さも微熱も大量のみかんも全部・・・
「新生児科に行って来る…」
「責めてやるなよ…遥先生だって…」
「だからって…俺に隠れて…こんなコトが許されると思うのか?」
「遥先生はずっと子供が欲しかったと言っていた…でも、槇村先生が同意しなかった…」
「これは俺達夫婦の問題だ!口を挟むなっ!」
俺は院内PHSで遥に電話を掛けた。
ーーーー新生児科…槇村です
「俺だ…今から、そっちに行くから…時間をくれ…」
――――分かりました…