相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
離婚を賭けて
奏弥さんの同意を得られないまま…月日は過ぎて行く。
常盤さんの三つ子ちゃん達は無事に誕生したが、三人とも千グラム以下の低体重で予断は許されなかった。
「奏弥さん」
私は相良さんと廊下で立ち話する奏弥さんに歩み寄って行った。
「何だ?遥」
相良さんが奏多君のパパ…
由夢からそう訊かされた。
「・・・相良さんが奏多君のパパなんですか?」
と不躾に訊いてしまった。
でも、相良さんは快く返してくれた。
「え、あ・・・うん」
「そうなんですか…」
やっぱりそうなのか・・・
これで、奏多君の為に奏弥さんが駆り出されるコトもなくなる。
「そうなんだ…もう三人で暮らしてるらしいよ…」
三人家族…
そのワードに私は敏感に反応する。
「そう言えば。二人には子供居ないのか?」
悪気はないけど、訊きたくない言葉。
常盤さんの三つ子ちゃん達は無事に誕生したが、三人とも千グラム以下の低体重で予断は許されなかった。
「奏弥さん」
私は相良さんと廊下で立ち話する奏弥さんに歩み寄って行った。
「何だ?遥」
相良さんが奏多君のパパ…
由夢からそう訊かされた。
「・・・相良さんが奏多君のパパなんですか?」
と不躾に訊いてしまった。
でも、相良さんは快く返してくれた。
「え、あ・・・うん」
「そうなんですか…」
やっぱりそうなのか・・・
これで、奏多君の為に奏弥さんが駆り出されるコトもなくなる。
「そうなんだ…もう三人で暮らしてるらしいよ…」
三人家族…
そのワードに私は敏感に反応する。
「そう言えば。二人には子供居ないのか?」
悪気はないけど、訊きたくない言葉。