相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
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周りの配慮で、暫くは日勤だけのシフトとなり、部屋に帰宅。
夕食は彼の分だけを作り、私はみかんを食べた。

「ただいま・・・」
「お帰りなさい…」

奏弥さんは、ダイニングテーブルの椅子に腰を下ろしてみかんを食べる私の前に白い袋を置いた。

「これは?」

「見れば、分かるだろ?みかんだ・・・それしか食べれないんだろ?」

「・・・ありがとう・・・」

「・・・突然のコトで…俺も戸惑っていた…俺は産むなとは言っていない…」
「奏弥さん・・・」

「・・・相談されても…今の俺ではまだ・・・無理だったかもしれない…」

「・・・ゴメンなさい…奏弥さん」

「…着替えて来るよ…」


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