相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
食後、二人で熱い緑茶を啜りながら、赤ちゃんのエコー写真を見た。
「…杉村先生から大方の様子は訊いた…血種の出血は今も続いてるの?」
「え、あ・・・うん・・・」
「血種があると言うだけで、流産するワケじゃないけど…安静は必要だな…」
「・・・念の為に杉村先生が流産止めのビベリドレートを処方してくれて、シフトも今は日勤だけにして貰っている」
「…そっか…俺達は皆に気遣われているんだな…でも・・・俺にアメリカ行きを強く勧めた辻教授の目的は自分の研究の為なんだよな…そう思うと何だか…馬鹿を見たような気がして仕方がない…」
「奏弥さん・・・」
「まずは十二週の壁を超えないと…」
「…杉村先生から大方の様子は訊いた…血種の出血は今も続いてるの?」
「え、あ・・・うん・・・」
「血種があると言うだけで、流産するワケじゃないけど…安静は必要だな…」
「・・・念の為に杉村先生が流産止めのビベリドレートを処方してくれて、シフトも今は日勤だけにして貰っている」
「…そっか…俺達は皆に気遣われているんだな…でも・・・俺にアメリカ行きを強く勧めた辻教授の目的は自分の研究の為なんだよな…そう思うと何だか…馬鹿を見たような気がして仕方がない…」
「奏弥さん・・・」
「まずは十二週の壁を超えないと…」