相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
彼の初デートを境にドンドン気分が悪くなる一方で。
私は医局長の由夢さんに相談した。
由夢さんは実の娘のように私を小さい時から可愛がってくれた。
「・・・花音ちゃん…貴方妊娠してるわよ…」
由夢さんは私の症状を訊いて、妊娠検査を勧めてくれた。
「えっ!?私って妊娠しにくいカラダだって言ってなかったですか?由夢さん」
「妊娠しにくいカラダだと言ったけど、妊娠しないカラダだと言ってないわよ…花音」
「・・・」
目の前が真っ暗になった。
「相手は?」
「相手は・・・」
――――相手は長谷川先生・・・
「・・・まずはパートナーと話をしないとね…」
「・・・分かりました…父や母には内緒にして下さいね…」
「分かってるわよ…」
「まだ・・・五週目で心音が確認できないから…来来週…また診察しましょう…」
私は医局長の由夢さんに相談した。
由夢さんは実の娘のように私を小さい時から可愛がってくれた。
「・・・花音ちゃん…貴方妊娠してるわよ…」
由夢さんは私の症状を訊いて、妊娠検査を勧めてくれた。
「えっ!?私って妊娠しにくいカラダだって言ってなかったですか?由夢さん」
「妊娠しにくいカラダだと言ったけど、妊娠しないカラダだと言ってないわよ…花音」
「・・・」
目の前が真っ暗になった。
「相手は?」
「相手は・・・」
――――相手は長谷川先生・・・
「・・・まずはパートナーと話をしないとね…」
「・・・分かりました…父や母には内緒にして下さいね…」
「分かってるわよ…」
「まだ・・・五週目で心音が確認できないから…来来週…また診察しましょう…」