相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
_________
_____
「本当に父に言うんですか?」
「あぁ~」
花音は消極的だった。
「絶対に怒りますよ…」
「怒られるのは覚悟している…」
「・・・」
「着いたぞ…」
院長室のあるフロアに辿り着いた。
エレベーターホールに下りても尚、足を竦ませる花音。
「俺に任せておけばいい…」
「でも・・・」
「いいから…」
俺は彼女の手を引っ張った。
あの時、空港で出逢ったのは運命の出逢いだったのかもしれない。
体外受精で授かるコトが当たり前になった世の中。
自然で赤ちゃんを授かるコトが出来たのは奇跡と言ってもいい。
・・・まだ父には伝えていないが、どんな反応を示すか院長に伝えるよりも怖かった。
_____
「本当に父に言うんですか?」
「あぁ~」
花音は消極的だった。
「絶対に怒りますよ…」
「怒られるのは覚悟している…」
「・・・」
「着いたぞ…」
院長室のあるフロアに辿り着いた。
エレベーターホールに下りても尚、足を竦ませる花音。
「俺に任せておけばいい…」
「でも・・・」
「いいから…」
俺は彼女の手を引っ張った。
あの時、空港で出逢ったのは運命の出逢いだったのかもしれない。
体外受精で授かるコトが当たり前になった世の中。
自然で赤ちゃんを授かるコトが出来たのは奇跡と言ってもいい。
・・・まだ父には伝えていないが、どんな反応を示すか院長に伝えるよりも怖かった。