相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「優音君と花音ちゃんは二卵性でそれぞれ別々の羊膜に居て別々の胎盤からへその緒を通して、ママから栄養を貰って大きくなったの…でも、この子達は同じ部屋に居て、同じ胎盤で栄養を貰わないといけない…言わば…栄養を取り合うワケ…」
「・・・それって…」
「平等に栄養を分け合えばいいけど…どちらかに偏れば…不均衡が起こる。だから…産科医としては多胎の場合は慎重に赤ちゃん達を診てあげる必要性が出て来るのよ…」
「・・・」
私は俊樹さんの顔を見る。
「…双子か…俺も花音のコトを気を付けて見てあげないと・・・いけないんだ」
「あ・・・」
「・・・双子ちゃんの心音聴こうか?」
「あ、はい」
「・・・それって…」
「平等に栄養を分け合えばいいけど…どちらかに偏れば…不均衡が起こる。だから…産科医としては多胎の場合は慎重に赤ちゃん達を診てあげる必要性が出て来るのよ…」
「・・・」
私は俊樹さんの顔を見る。
「…双子か…俺も花音のコトを気を付けて見てあげないと・・・いけないんだ」
「あ・・・」
「・・・双子ちゃんの心音聴こうか?」
「あ、はい」