相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「いってらしゃい・・・俊樹さん」
彼はウィンクを投げ、ドアを開けて出て行った。
責任感だけで、私と結婚したワケじゃない・・・
*******
「ただいま」
「花音??」
実家に帰るとお母さんがお婆ちゃんと一緒にリビングのソファに腰を下ろして、テレビを観ていた。
「喧嘩でもしたの?」
「違うわよ…お母さんこそ…休み?」
「えぇ~休みよ…」
「俊樹さん…今夜は当直だから…何かあれば困るし。実家に帰ればって言うから…帰って来ただけ」
「そう…あ…お茶淹れようか?」
「うん」
ソファから腰を上げたお母さんと入れ違いに、私がソファに腰を下ろした。
彼はウィンクを投げ、ドアを開けて出て行った。
責任感だけで、私と結婚したワケじゃない・・・
*******
「ただいま」
「花音??」
実家に帰るとお母さんがお婆ちゃんと一緒にリビングのソファに腰を下ろして、テレビを観ていた。
「喧嘩でもしたの?」
「違うわよ…お母さんこそ…休み?」
「えぇ~休みよ…」
「俊樹さん…今夜は当直だから…何かあれば困るし。実家に帰ればって言うから…帰って来ただけ」
「そう…あ…お茶淹れようか?」
「うん」
ソファから腰を上げたお母さんと入れ違いに、私がソファに腰を下ろした。