相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
元カノの緊急来日
俊樹side~
「・・・花音は元気にしているか?」
二人で新婚生活を始めて、まだ一週間…
「元気ですよ…」
ランチは院長に呼ばれ、院長室でうな重をご馳走になった。
「そうか…」
「…今夜は当直なので…花音には実家に帰るように言ったので、帰宅したら、会えると思いますよ…院長」
「そっか…家に居るのか…」
「そうだ・・・花音の血液検査の結果なんだけど…」
「何か問題でもあったんですか?」
院長から切り出され、俺は気を引き締めた。
「実は花音は厚労省特定疾患・ITPなんだ…完治したと思っていたが、妊娠が引き金となり、その兆候が出ている…」
「そうだったんですか…すいません…何も知らずに…」
「…妊娠経過は慎重に診ているから、安心してくれ。長谷川先生」
「はい…彼女は自分の病について知っているんですか?」
「あぁ~でも・・・妊娠でその影響が出ているコトは知らないと思う」
「夫として伝えるべきですか?」
「いや…担当医の由夢から話をして貰うようにするよ」
二人で新婚生活を始めて、まだ一週間…
「元気ですよ…」
ランチは院長に呼ばれ、院長室でうな重をご馳走になった。
「そうか…」
「…今夜は当直なので…花音には実家に帰るように言ったので、帰宅したら、会えると思いますよ…院長」
「そっか…家に居るのか…」
「そうだ・・・花音の血液検査の結果なんだけど…」
「何か問題でもあったんですか?」
院長から切り出され、俺は気を引き締めた。
「実は花音は厚労省特定疾患・ITPなんだ…完治したと思っていたが、妊娠が引き金となり、その兆候が出ている…」
「そうだったんですか…すいません…何も知らずに…」
「…妊娠経過は慎重に診ているから、安心してくれ。長谷川先生」
「はい…彼女は自分の病について知っているんですか?」
「あぁ~でも・・・妊娠でその影響が出ているコトは知らないと思う」
「夫として伝えるべきですか?」
「いや…担当医の由夢から話をして貰うようにするよ」