相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
花音は妊娠八ヵ月前半で緊急入院。
臨月を待たずに三十六週目で由夢さんの執刀の帝王切開で一卵性の双子の男児を出産した。
「・・・」
俺と花音は保育器の中で眠る双子を眺めた。
「小さいけど…可愛いわね…」
「あぁ」
父と母も産まれたばかりの俺をこうして眺めていたんだと思うと感慨深かった。
「花音…ありがとう…」
「え、あ・・・でも・・・帝王切開だし、お腹を痛めて産んだコトにはならないわね…」
「・・・でも、産んだコトに変わりはない…」
「俊樹さん…」
「そうだ・・・名前どうしようか?」
「左が奏(ソウ)君で…右が俊(シュン)君だ・・・」
振り返ると俺の両親、院長夫妻が立っていた。
四人が揃うのは両家の挨拶以来だった。
臨月を待たずに三十六週目で由夢さんの執刀の帝王切開で一卵性の双子の男児を出産した。
「・・・」
俺と花音は保育器の中で眠る双子を眺めた。
「小さいけど…可愛いわね…」
「あぁ」
父と母も産まれたばかりの俺をこうして眺めていたんだと思うと感慨深かった。
「花音…ありがとう…」
「え、あ・・・でも・・・帝王切開だし、お腹を痛めて産んだコトにはならないわね…」
「・・・でも、産んだコトに変わりはない…」
「俊樹さん…」
「そうだ・・・名前どうしようか?」
「左が奏(ソウ)君で…右が俊(シュン)君だ・・・」
振り返ると俺の両親、院長夫妻が立っていた。
四人が揃うのは両家の挨拶以来だった。