相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
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俺は外来診察の仕事をこなしてその合間に産科病棟を回診、遥の部屋を訊ねた。
「お久しぶりです…奏弥さん」
「お義母さん・・・」
遥の母・川上節子(カワカミセツコ)さんが見舞いに来ていた。
「・・・母に頼んでトートバック持って来て貰いました」
「ん、あ…そっか…」
遥は上体を起こし、かぎ針で赤ちゃんの靴下を編んでいた。
「具合はどうだ?」
「え、あ…出血もマシになりましたよ…」
「…ちゃんと寝てないとダメだと言ってるのに…遥ってば…」
「…でも、俺がそばに居ますし、大丈夫ですよ…」
俺は外来診察の仕事をこなしてその合間に産科病棟を回診、遥の部屋を訊ねた。
「お久しぶりです…奏弥さん」
「お義母さん・・・」
遥の母・川上節子(カワカミセツコ)さんが見舞いに来ていた。
「・・・母に頼んでトートバック持って来て貰いました」
「ん、あ…そっか…」
遥は上体を起こし、かぎ針で赤ちゃんの靴下を編んでいた。
「具合はどうだ?」
「え、あ…出血もマシになりましたよ…」
「…ちゃんと寝てないとダメだと言ってるのに…遥ってば…」
「…でも、俺がそばに居ますし、大丈夫ですよ…」