相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
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ショックで意識を失った私。
気が付いたら、元居た病室で眠っていた。

ベットの脇で椅子に座ったまま奏弥さんが仮眠を取っていた。

彼は私の視線で目を開ける。

「気が付いたか…」

「赤ちゃんは?破水は止まった?」

「・・・ほとんど残ってない…」

「残ってないって…じゃ私達の赤ちゃんは・・・?」

「辛うじて生きている状態だ…」

「卵膜が塞がって…羊水が増える場合だって…」
私は自分の知っている限りの知識を総動員して、言葉を紡ぎ、奏弥さんに反論した。

「人口羊水だって…」

「・・・俺達の子はまだ四ヵ月…無理だ・・・」

「無理って・・・?」

私の目の前が真っ白になった。

「…遥君は絨毛膜下血種と共に絨毛羊膜炎を発症している。絨毛羊膜炎の合併症で破水した。いいか?
この子は長くは持たない…」

「奏弥さん…この子は私と貴方の…」

「妊娠継続は君のカラダにも危険が及ぶ。諦めろっ。遥」

「嫌です!!折角授かった子ですよ…私は諦めたくありません…奏弥さんは何があっても…この子を救ってくれるんじゃなかったんですか?」

私は大泣きしながら訴えた。

「・・・俺だって・・・」

「・・・出て行って下さい!!貴方は鬼です!!父親失格です!!」



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