相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
奏弥さんは赤ちゃんの手を取り、爪を見つめる。
「・・・ありがとう…貴方のおかげで無事に赤ちゃんを産むコトが出来た・・・」
「・・・遥の出産は非常に優等生だったよ…こっちも楽だった・・・」
赤ちゃんはこの後、病理解剖される。
こんな小さなカラダを弄られるのは親としては嫌だけど、今後の医療の為…私達は腹を括った。
「三人の家族写真撮ろうか・・・」
「うん・・・」
奏弥さんは私のスマートフォンで家族三人の写真を撮影した。
二人で口許には笑顔を湛えながらも瞳は悲しみに満ちていた。
「・・・この子の目が見たかった…」
「奏弥さん・・・」
「聖弥・・・」
最後は二人で号泣してしまった。
「・・・ありがとう…貴方のおかげで無事に赤ちゃんを産むコトが出来た・・・」
「・・・遥の出産は非常に優等生だったよ…こっちも楽だった・・・」
赤ちゃんはこの後、病理解剖される。
こんな小さなカラダを弄られるのは親としては嫌だけど、今後の医療の為…私達は腹を括った。
「三人の家族写真撮ろうか・・・」
「うん・・・」
奏弥さんは私のスマートフォンで家族三人の写真を撮影した。
二人で口許には笑顔を湛えながらも瞳は悲しみに満ちていた。
「・・・この子の目が見たかった…」
「奏弥さん・・・」
「聖弥・・・」
最後は二人で号泣してしまった。