相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「槇村先生…」

「あ・・・筒見社長…」

彼らのコトを考えていたら、向こうからステージの袖へと訊ねて来た。

「…この二人も槇村先生と仲良くしたいって言うから…連れて来ました」

「え、あ・・・」

「・・・俺は別に…初診でかなり…貴方を責めたコトを詫びに来ただけです」

「神楽坂社長…俺は別に気にしてませんから…奥様を想う余りに出た行動だと思っているので…大丈夫ですよ」


「・・・長谷川…お前も何か言ったらどうだ?」

「俺は・・・初めてなので…色々と勉強になりました…お二人の話を訊き、妊娠は大変なんだと…今更ながら、感じています」

「そうですか…ところで、奥様方は?」

「トイレですよ…」

「・・・この後…俺達三組で我がホテルでディナーしますが…槇村先生も…」

「俺は忙しいので…無理ですよ…そろそろ休憩も終わりますよ」

筒見社長と俺は同い年。
色々と同い年の好で仲良くさせて貰っていた。

神楽坂社長と長谷川社長は席へと戻った。

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