相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「お父さんのコトなんだけど…」

遥は同意書の俺のサインをお義父さんに代筆して貰った。
そのコトもあり、お義父さんは俺に対して申し訳ないキモチをあり、顔を見せられないようだ。

「後で俺の方からお義父さんに会いに行って・・・話をするよ」

「ゴメンなさい…」

「・・・謝るな…折角元気になったのに…また…自分を追い詰めてどうするんだ?」

「だって・・・」

「…泣くな…聖弥だって…浮かばれない…」

「奏弥さん・・・」


俺は遥を慰め、コーヒーを啜った。

聖弥を失いまだニヵ月余り…互いの傷は癒えてなかった。



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