相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
私は仕事の合間を縫い、『心療内科』の外来に足を運んだ。
「仕事に復帰して…顔つきも良くなりましたね…遥先生」
担当医の各務千尋(カガミチヒロ)先生は大手製薬会社『双葉薬品』の社長令嬢であり、私の高校時代の後輩。
同じバスケ部のマネジャーを務めていた。
高校時代から、心理学に興味を持っていた彼女。興味が仕事になり、都内にも自分のクリニックを持っていた。
千尋は俊吾君のコト知っているのだろうか?
「あ、そう言えば・・・この間…院内で長谷川君に会ったわ」
「あ…そう…」
「実は奥さん…私のクリニックの患者だったのよ…」
「そうなの??」
「彼女も色々とあって…長谷川君の方から一度妻を診てくれと頼まれたの…」
「仕事に復帰して…顔つきも良くなりましたね…遥先生」
担当医の各務千尋(カガミチヒロ)先生は大手製薬会社『双葉薬品』の社長令嬢であり、私の高校時代の後輩。
同じバスケ部のマネジャーを務めていた。
高校時代から、心理学に興味を持っていた彼女。興味が仕事になり、都内にも自分のクリニックを持っていた。
千尋は俊吾君のコト知っているのだろうか?
「あ、そう言えば・・・この間…院内で長谷川君に会ったわ」
「あ…そう…」
「実は奥さん…私のクリニックの患者だったのよ…」
「そうなの??」
「彼女も色々とあって…長谷川君の方から一度妻を診てくれと頼まれたの…」