相思相愛マリアージュ(後)~君さえいればそれでいい、二人に家族計画は不要です~
「奏多君…奏弥のコト大好きだから…」
食堂で待ち合わせ、由夢とランチを共にしながらお喋り。
話題は笹倉さんの息子・奏多君。
楓ちゃんと同い年の奏多君。
同じ保育園に通い、将来結婚の約束をしていた。
「えっ?あ・・・」
『槇村レディースクリニック東京』で働いていた由夢。
南の島で一夜を共にした男性の子だと思っていた楓ちゃんは実は元夫・幸人さんの娘だと判明。
再び、二人はよりを戻して、今は私達と同じマンションで家族三人幸せに暮らしていた。
そして、由夢はまた東亜の産科医として働き始めた。
「アイツ…面倒見いいからなぁー・・・」
「・・・」
私達の息子・聖弥が生きていれば、二歳か・・・
魔の二歳と言って、色々と苦労するらしいけど、それはそれで幸せだったと思う。
私も三十四歳。
三十五歳までにもう一度体外受精にトライしたいけど、肝心の奏弥さんには話を切り出せなかった。
「どうしたの?遥…食事進んでないわよ…」
「ん、あ・・・」
食堂で待ち合わせ、由夢とランチを共にしながらお喋り。
話題は笹倉さんの息子・奏多君。
楓ちゃんと同い年の奏多君。
同じ保育園に通い、将来結婚の約束をしていた。
「えっ?あ・・・」
『槇村レディースクリニック東京』で働いていた由夢。
南の島で一夜を共にした男性の子だと思っていた楓ちゃんは実は元夫・幸人さんの娘だと判明。
再び、二人はよりを戻して、今は私達と同じマンションで家族三人幸せに暮らしていた。
そして、由夢はまた東亜の産科医として働き始めた。
「アイツ…面倒見いいからなぁー・・・」
「・・・」
私達の息子・聖弥が生きていれば、二歳か・・・
魔の二歳と言って、色々と苦労するらしいけど、それはそれで幸せだったと思う。
私も三十四歳。
三十五歳までにもう一度体外受精にトライしたいけど、肝心の奏弥さんには話を切り出せなかった。
「どうしたの?遥…食事進んでないわよ…」
「ん、あ・・・」