きっかけは突然に

ー教室ー
ーガサガサー


『ん、あったあった♪((辞書を手にする
英語の授業は辞書使うのに忘れちゃったんだよねぇ……歳かな。
ま、___が持っててよかった♪』




ほんとにあいつが持ってなかったら…初の忘れ物になっちゃうとこだったし。そんなんで真面目ちゃん壊したくないしなぁ。

…ま、その代わりにご飯奢れとさ…。
普通女の子に奢らせる！？

まぁ別にいいんだけどさ
奢ったり奢られたりなんてしょっちゅうだし。（笑）


さ、辞書も持ったことだし。
か〜えろ♪






ｰｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯー
教室から出る


ーゾワッー


『っ…また寒気………！！』




何だろう…すごく嫌な予感が……する。
私の嫌な予感って…何故かほぼ当たっちゃうんだよね。

…この時間なら___部活でいるだろうし…。
___と帰ろうかな。


…そうと決まれば、早く体育館…行かなきゃ。



ーｺﾂｯ…ｺﾂｯ…ｺﾂｯー
ーｺﾂｯ……ｺﾂｯ…ー



『っ…！？((驚き立ち止まる』


しまった。
何立ち止まってるんだろ…。

けどさっきまで何も気配なかったのに…おかしいな…。
考えすぎなのかな。



早く体育館に行こう……なんか…。


何となくだけど…危険な気がする…。
とりあえず歩いてもしもの時はダッシュであいつのとこ行こう…。

ーｺﾂｯ…ｺﾂｯ…ｺﾂｯ…ｺﾂｯ…ー
ーｺﾂｯ……ｺﾂｯ……ｺﾂｯ……ｺﾂｯ…ー




やっぱり…。
まだそんなに距離は縮まってる訳でもないけど…。
後ろから誰か見てる…。

先生………とか？？





ーｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯー
走り出す音


『はいぃ！？((遅れて走り出す』


なんかいきなり走ってきたんですけども！？
何事よ…！
それに、驚いたから走り出すの遅れちゃったし！！
ーｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯー
ーｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯー


ってか速くない！？
それに…。


やらかしてしまいました。
右に行かなきゃ体育館いけないのに…走り出しの時点で曲がり損ねた…。


これは撒かないか
いつも見たくバカにしながら来なさいよ…___。

ーそして冒頭に戻る