親の再婚で兄弟が出来ました。㊤
ガチャ
『徠斗さんは聖王に3人が入っていることは知っていたんですか?』
徠「あ、あぁ。知っていたよ。君はどうしてそれを?」
『今日学校へ行ったら倉庫に連行されました』
徠「そうだったのか…。言っておけばよかったね」
『お母さん言っていもいい?』
母「えぇ。璃亜の好きな様にしなさい」
『きっと聞いたことはあるとは思いますが私は桜龍の12代目総長なんです』
徠「、、、そうなのか…」
『それでなんですけど、私同盟を組みたいと考えているんです。』
徠「そうか。だがどうして僕に?」
『はい。勝手に調べさせていただいたんですけど、初代聖王総長だったそうなので』
徠「知っていたのか…」
『今まで過去に聖王と桜龍が対立したり揉めたりすることはなかったそうなので考えていました。』
徠「僕は反対しないよ。お互い正統派だしね。好きにするといいよ。」
『そうですか。ありがとうございます』
徠「話はそれだけかね」
『はい』
徠「息子たちを頼むよ」
『はい。任せてください』
ガチャ
『憐、翔、尚也、話がある』
憐「なんだ」
翔「玲於?」
尚「…」
『桜龍っていう暴走族は嫌い?』
憐「別に嫌いじゃない。寧ろ憧れだな」
翔「うんうん。俺たち聖王は桜龍の事を嫌ってる人はいないよ」
尚「嫌いじゃない…」
『そう。良かった』
憐「で?なんで急に玲於が桜龍の話をするんだ?」
『あぁ。俺は桜龍の総長だ』
翔「何の冗談?面白くないよ」
『本当だって』
憐「桜龍の総長は女だぞ?」
『うん。知ってる。だから俺が総長だ』
翔「い、いや。玲於は男じゃん」
『もし、俺が女だと言ったら?』