天才脳外科医の愛が溢れて――もう、拒めない~独占欲に火がついて、とろとろに愛されました~
「この手はなんなんですか?」
繋がれた手に目を向けて抗議したら、逆に氷室先生に突っ込まれた。
「気になる?いつもの茉莉花ちゃんなら言わないと思うんだけど」
先生はなにか含みを持たせた言い方をする。
心臓の音がうるさい。
落ち着け。
深く考えてはいけない。
考えたらもっと動揺して、いつもの自分に永遠に戻れないかもしれない。
なぜだかわからないがそんな気がする。
「ああ〜、もうこのままでいいです!」
ギュッと目を閉じて心を無にしようとするも、頭の中は先生でいっぱい。
このままではキャパオーバーで私の頭が破裂しそう。
「じゃあ、行くよ」
先生は恋人繋ぎをしたまま私を連れて昔の蔵を改装したカフェに入った。
中は木目を基調としたインテリアでとてもシックで落ち着いている。
窓際の席に席に案内され、先生と向かい合って座った。
「ここのショートケーキ美味しいらしいよ。あとコーヒーも湧き水使っててイケるって」
メニューを開きながらそんな説明をする先生を思わずじっと見た。
繋がれた手に目を向けて抗議したら、逆に氷室先生に突っ込まれた。
「気になる?いつもの茉莉花ちゃんなら言わないと思うんだけど」
先生はなにか含みを持たせた言い方をする。
心臓の音がうるさい。
落ち着け。
深く考えてはいけない。
考えたらもっと動揺して、いつもの自分に永遠に戻れないかもしれない。
なぜだかわからないがそんな気がする。
「ああ〜、もうこのままでいいです!」
ギュッと目を閉じて心を無にしようとするも、頭の中は先生でいっぱい。
このままではキャパオーバーで私の頭が破裂しそう。
「じゃあ、行くよ」
先生は恋人繋ぎをしたまま私を連れて昔の蔵を改装したカフェに入った。
中は木目を基調としたインテリアでとてもシックで落ち着いている。
窓際の席に席に案内され、先生と向かい合って座った。
「ここのショートケーキ美味しいらしいよ。あとコーヒーも湧き水使っててイケるって」
メニューを開きながらそんな説明をする先生を思わずじっと見た。